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除草剤

除草剤って、意外と種類があって用途や条件が様々なんです。

「粉末」と「液体」。

「粉末」は、
地面が雨などで湿っていたときで、数日以内に大雨が降らなければ効果が高いです。
湿っていなくても範囲が狭いなら、水を撒いて湿らせてもOKです。
除草剤を撒く前でも撒いた後でもどちらでもいいと思います。
要は、粉末が溶けるには水が必要ってだけの話。
でも、大雨が降っちゃうと地面深くまで染み込み過ぎたり、流れていっちゃうから駄目なのです。

粉末が地面に溶けて、「根から吸い上げて」根も葉もやっつけてくれる訳です。
「根から吸い上げて」ってことは、つまり、根が全く無いとなんの意味も無いんですよ。
よく、勘違いしてる人がいて、綺麗に雑草を抜いてから撒く人がいます。
「どこから吸い上げて、何に対して撒くんだ?」って事になってるんですよね。

効き始めは2日~10日くらい。
効いてくると葉が段々黄色く変色してきます。
当然、雑草が伸びすぎていると葉の先まで伝わるのが遅いし、変色しても長すぎるとベチャーっと汚い感じになるので、あらかじめ長いものは15センチくらいに刈ってからがいいですね。

肝心なのは、
「粉末」は地面に溶けて根から吸い上げるため、溶け出した地面に存在する「根っこ」それぞれが見事に吸い上げてしまい、雑草以外の花木も枯れます。
つまり、枯らしたくない花木がある場合は要注意です。
いや、やめたほうがいいです。
大雨が降って除草剤が流れたら?たっぷり地面に染み込んで広範囲に広がったら?
やっちまったなー!!ですよ。
その点を考えると、「粉末」は花木が無い、「空き地」や「無舗装の駐車場」なんかに向いてますね。

では、庭はどうするの?ってことになります。

「液体」です。
「液体」には色々種類があります。

①「粉末」と同じように地面に染み込んで、根から吸い上げるタイプ
②葉っぱに付着して、葉から吸って根も枯らすタイプ
③「芝生専用」で芝生以外の雑草を枯らすタイプ

庭には当然②の葉っぱに付着して根まで枯らすタイプがいいですね。
除草剤が付いた葉っぱから吸うので、間違いなく雑草の葉にかければいいだけです。
枯らしたくない花や草の葉には付けなければいいのです。
ぐちゃぐちゃに入り組んで生えてたらそれは無理ですが、除草剤が付いたのだけが枯れるので庭先には向いてますね。

さらに液体のいい所は、希釈できること。
つまり、枯らしたい草の種類によって濃度を変えられるってことですよ。
多年草や一年草で濃度を変えられる。
これは便利だし、お得な感じがします。
ただし、希釈の割合計算が算数が不得意だと訳がわからなくなるかもです。
○リットルで500倍だから、この容器が○リットル入るから、えーと・・・・・みたいな。
慣れれば簡単ですが、初めて使うときは希釈で時間がかかったりして・・。


草刈りの依頼が入るたびに、条件にあった除草剤を探すのが楽しいんですよ。
ホームセンターに行けば色々ありますからね。
あれやこれやと全部手にとって、容量や用途や値段を見比べて1時間ぐらいそこに居座ります。

だって、面白いんですよ。
撒いた後の効果も気になって、作業が終わって2週間くらい経ったら見に行っちゃうんです。
「おおー、あの除草剤は効き目抜群だな!」なんてね。

ある意味、アフターサービスみたいなもので、効き目が悪いと納得がいかなくて、依頼者に連絡して「無料でいいからやらしてください」と頼み、新たな除草剤で再度戦いを挑んでしまう。


あいつら、懲りずに何度も生えてきやがる!まさに雑草魂!
でも、負けない!
毎年、色んなところで「戦」をしています。


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